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よく知った上で、自分自身でワクチン接スペインかぜが流行したのは1918〜19年で、わが国でいうと大正7、8年である。 その後およそ10年間、1930年ころまでは流行(スペインかぜほどの規模ではないが)を繰り返していたと考えられているので、まったく同じウイルスが現在発生したとすると、1930年以前に生まれた人、つまり今70歳以上の人にはある程度免疫をもっている人がいるが、それより若い人は免疫をもっていないので、スペインかぜの時と同じように流行する可能性が考えられる。
ところで、スペインかぜで死んだ人の死因は、ほとんどが肺炎であった。 そして、あのころ問題になったのはインフルエンザ菌、肺炎球菌、レンサ球菌などで、それらの菌種をするかどうかを判断しなさい、ということである。
ここで、今スペインかぜが起こったらどうなるかを考えてみよう。 スペインかぜはパンデミックとして猛威を震い、世界中で6億人が感染し、2300万人もの死者を出した新型インフルエンザである。
わが国でも、3200万人が感染して、39万人が死が二次感染して死んでいる。 現在は、細菌は抗菌剤で叩けるから、その二次感染での死者はそう出ないだろうと考えられるのだが、当時、インフルエンザウイルスだけの感染で肺炎になっているケースがずいぶんあったと推測されている。
K先生によると、香港で新型ウイルスH5N1が発生したときも、感染が確認されたのが18例で、そのうち6例が死んでいるが、一例のみ3歳の小児でライ症候群で肺炎も合併した例だが、それ以外の5例は、高齢者でもなくハイリスクでもない若い人であるがウイルスが直接の原因による肺炎で死んでいる可能性も考えられているという。 スペインかぜのときのインフルエンザウイルスは分離されていないのでその性状は不明のままであるが、当時の病理解剖や臨床症状の記録をみると、出血性病変が非常に強いことがわかる。
また、特に肺水腫が強く出ている。 これは、ウイルスの病原性が非常に強くて循環不全を起こしたためと考えられている。
病原性の強さは症状の進行の早さにも現れており、ひどいケースでは、朝発症して夜には死んでいるものもあるという。 そうすると、いくら抗生物質ができていても、医療機関が多くなっていても、ある程度の数の死亡はさけられないということになる。
新型ウイルスの発生は、これからも予想されるのだが、「まったくの新型というのは新局面を迎えたインフルエンザの診断治療ないでしょう。

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